かつての町田を考えるきっかけに

町田

町田のイベントスペース「ぽっぽ町田」内にある「町田ツーリストギャラリー」で、町田の地名をまとめた冊子『町田の地名 南地区』を購入しました。

「南地区」は、ピストルのような形をした町田市の、ちょうどグリップにあたる地域。

全市域版に先駆けての出版とのことです。

地元の地名については、知っているようで知らないことも多く、場合によっては読み方さえ曖昧なことも。

なので、この本の情報を知ったとき、これは買っておかねば、と思っていたのです。
地名の由来、地元の歴史について深く考えるきっかけにしたいと思っています。



一緒に並んでいた、『鎌倉街道伝説』という本も購入しました。
こちらは鎌倉街道はじめ古街道研究の第一人者、宮田太郎先生によるもの。
20年近く前のものですが、イラストや写真も多く、昔のイメージを沸き立てるのにとても役立ちそうです。

町田市内にとどまらず、多摩丘陵を中心とした鎌倉に向かう道の解説です。

いわゆる旧鎌倉街道を近世、江戸時代の道として、中世の道を「鎌倉古道」、さらに枝道として「鎌倉道」があったとするなど、道の呼び方を定義することで、より理解しやすくなるという基礎から、発見・発掘の経緯などとても詳しく記載されています。

また、鎌倉に道がつながる契機となる頼朝の挙兵など歴史的事象についての説明も詳しく、文章にも全て読み仮名が振られていて(いわゆる「総ルビ」)、初心者にもとてもわかりやすい本になっています。


ちなみに、『町田の地名』全市域版発行のはまだ立っていないようです。

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