Kindleでとんでもないミス?!──Kindleアプリの機能に振り回された話

Kindle

制作18冊目にして、
Kindleでとんでもないミスをしてしまった!

最初に見たときには、そう思いました。

先日制作させていただいた書籍

 清住加枝『人生が動き出す「語る瞑想」: 3分で未来を変える羅針盤!』

https://amzn.to/3Y3zslL

無事に発売となったので、
実際のKindleを読ませていただいていました。

ちょっと確認したいことがあって、
ふと目次を見てみると、
項目の末尾に数字が見えました。

ここで、「あれ?」と思ったんです。

Kindleのルールに抵触する可能性があるため、
ダミー画面にしています。
以下同じです。

目次の数字の謎

目次で、項目の末尾にある数字。

これだけ聞いても、
「何がおかしいのか?」
と思う人もいれば、
なんのことか全然わからない人も
いるでしょう。

本に詳しい人だったら、
「むしろ当然では?」
と思うかもしれません。

目次は、基本的に本の中の
見出しを一覧にしたもの。

その末尾にある数字は、
その見出しが実際に
何ページにあるのか、
を表したものです。

だからあって当然です。

そう、紙の書籍であれば。

ときどき書いていますが、
Kindle本というのは、
ページがありません。

端末、つまり読むための機械が、
スマホなのかタブレットなのか、
Kindle専用機なのか、
はたまたスマホでも機種によって、など、
読む環境によって、
一画面に表示されるものが
ぜんぜん違います。

また、読者が文字サイズを
大きくしたり小さくしたりもできます。

そんなわけで、紙の本のように
固定の「ページ」というものが無いのです。

それなのに目次にページを
入れてしまった!
重大な凡ミス!
と焦ったわけです。

慌てて確認するも…

慌てて、元のWordデータを見に行くと、
ページ番号は入っていませんでした。

あれ?となりました。

スマホのKindleに戻ると、
やっぱり出ている。

そこで今度は、
タブレットで目次のページに行くと、
そこには数字はありませんでした。

端末のせい?

Kindleアプリの目次の罠

ところが、実はKindleアプリでは、
目次を見る方法が2つあったのです。

1つは、目次のページに行くこと。

ここから、Webサイトのリンクと同様、
読みたい見出しをタップすることで、
その見出しのあるところに
ジャンプすることができます。

確認してみたら、
ここには数字はありませんでした。

もう一つ、メニュー表示として
見られる目次があります。

それが、画面の左上、
3本線と点で表されたアイコンでした。

これをタップしたときに表示される目次に、
ページ番号が入っていたのです。

このページ番号は、
Kindleによって与えられている、
仮の番号でした。

これは、実際に見ている画面の
文字の並びにかかわらず、
Kindle側が計算して
出してきているページ番号。

それを、このアプリのメニュー表のような
目次では表示していたのです。

そんなわけで、すっかりKindleアプリの
機能に振り回されてしまいました。

なんともはや。

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