KindleはWordばかりじゃない─PagesによるKindle制作テスト中

ビジネス
現在、Kindleの新作を制作中。
Kindleはリフロー型、
(文字サイズを読者が自由に変えられるタイプ)
の場合、Wordファイル(拡張子docx)を
そのまま電子書籍にすることができます。
そのため、これまで主にWordで制作してきました。
今回の本は、Pagesでの作成を試しています。
PagesはMacやiPhoneなどで、
無償で使えるワープロソフト。
Pagesでは電子書籍の標準フォーマットである、
EPUB(イーパブ)形式のファイルに変換できるので、
それをKindle本として申請できるのです。
ちなみに、日本語の定型では、
段落の冒頭を1字下げ
(縦書きなら1文字分下、
 横書きなら1文字分右)
にするのが原則です。
最近はWeb上の文章の影響で、
これをしないパターンも
(この文章もそうですね)
増えてきました。
いずれにしても、
文字の並びは揃っているのが
あるべき姿です。
ところが、Word(docx)の場合は問題が。
WordからKindleに変換すると、
なぜか各段落の冒頭がちょっとだけ下がる
(こちらの調べでは、0.35文字分)
という不具合があるのです。
これを回避するために、
強制改行(いわゆるシフト改行)を
駆使している人もいますし、
このことに気づかずに行頭が
崩れている本もあります。
僕はこの問題を解決するために、
段落冒頭を0.65字分下げる設定を
組み込んでいます。
ですがEPUBでは、
この問題が起こりません。
そのため、余計な心配をすることなく、
各行が揃った形の本を作れます。
そのEPUBを、Pagesなら簡単に作成できると、
つい最近知りました。
変換の際に、違う見た目に
なってしまうなどの
不具合が起きないとも限らないので、
自分の本を制作して
確認してみよう、という次第です。
完成したら、またご報告させていただきます。
タイトルとURLをコピーしました