電子書籍、なかでもAmazonのKindleで出版されることは、かなり増えてきました。
多くの出版社でも、紙の書籍発売と同時に電子版の刊行をさせるところが多くなっています。
また、個人でも出版にチャレンジされている方がどんどん増えてきました。
ここでは、そのためにどれくらいの費用がかかるのかをお伝えします。
先に結論を書くと、自力でどこまでやるのか、によって大きく変わります。
Kindle出版のためには、出版用のアカウントを作る必要がありますが、それを代行してもらう、となると、10万円以上の費用が。
さらに、書籍の販売登録も代行してもらう、となれば、その費用もかかります。
ですがここでは、私のメイン業務である「書籍制作」そのものについて、書いておこうと思います。
本は、そのボリュームや複雑さによって、当然ですが費用が変わります。
ここでは、以下のような条件だとして試算しました。
文字数:25,000文字
章立て:全部で5章、さらに、はじめに、おわりに
画像:10点(写真やイラストなど)
こちらで計算すると、以下のようになります。
書籍制作基本料:22,000
文章編集・校正:27,500
画像配置:5,500
書籍登録アドバイス:5,500
章扉作成:8,250
合計: 68,750 円
(※2025年9月現在)
ちなみに、本文の各章には、「章扉」という、章ごとの始まりのページをつける、としています。
こちらの費用を高いと思うか安いと思うかは、それぞれの環境によるでしょう。
ちなみに私自身はこれまで、プロの作家・小説家を含めて1000冊以上の書籍制作に携わってきています。
その経験も踏まえて、という計算になります。
とはいえ、すぐには費用が捻出できない、できるだけ低く抑えたい、という方もいるでしょう。
極論すれば、Kindleなら事前に一円もかけることなく、出版することが可能です。
Kindle本の本文原稿は、Wordのdocx形式で登録できます。
たまに、「epubにする必要がある」と言っている人がいるようですが、これはもう過去のお話。
docxはepubに比べると本の画面として整えるのはかなり大変ですが、シンプルな作りに徹すれば、さほど難しくはありません。
むしろ内容に自信があるなら、それで十分です。
Amazonへのアカウント登録、書籍申請にも事前に費用はかかりません。
本が売れた時に、費用を差し引かれる後払い方式です。
なので内容に自信もあり、ある程度の時間がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
そうはいっても、どうしたらいいのかわからない、あるいは、時間がなかなか確保できない、という方もおられるでしょう。
その場合は、ぜひ私にご相談いただければと思います。
書籍制作のためのDTP組版に携わってから、気づけば21年が過ぎていました。
それもあり、いつの間にか「本を作ること」そのものが好きになっていたようです。
書籍の制作のご依頼も、そのためのご相談もお受けしていますので、以下のフォームからご連絡ください。