あしのすけラボ工房の出版部門、
葦埜助書房より、
Kindle本の新刊が発売されました。
短編ではあるものの初の小説作品。
この本は、著者のゑるさんが、
家系図を作るために戸籍調査を
行なったことをきっかけとして
生まれました。
現在は淡白な
「戸籍全部事項証明書」
となっていますが、
かつての戸籍謄本には、
戸籍に入る理由、出る理由が
細かく記載されていました。
同じ人物について
戸籍の記載を追っていくと、
それだけで少し人生の輪郭が
浮かび上がってきます。
本書ではそのようにして、
波乱の人生を送ったことが見えてきた、
ゑるさんの曽祖母をモデルとして、
主に大正から昭和初期の横浜を舞台に
展開していきます。
そのため話の中に、
横浜を襲った2大災厄、
関東大震災と横浜大空襲の描写も。
今年は元日から、
能登を中心に大きな地震、
さらに津波が襲うという
災難から始まりました。
さらにそれに連なると言ってもいい、
支援物資を送る予定だった海保機と
旅客機の衝突事故までも。
こうした事情から、
今回出版を延期しようかとも
検討しました。
しかしそれは違うのではないか、
ということで、著者と相談した結果、
今月・2024年1月中に発生した印税を、
能登の地震関連寄付に
納めさせていただくことにしました。
そんなわけで、
もし少しでも興味が湧いた方は、
ご購入、もしくはKindle Unlimitedで
お読みいただけたら幸いです。
ただし、寄付になるから、
という理由だけで購入するのは
やめていただければ、と思います。
というのも今回、短編のため
価格を抑えた結果、
印税率が70%ではなく35%と
なってしまったため、
多くはAmazonに入ることに
なってしまいます。
ですので、寄付だけを目的とする場合は、
直接寄付していただいた方が
被災地に多く届けられますので、
その点を勘案した上で、
ご検討をよろしくおねがいします。